風の力を利用して大きな風車を回し、電気を作っているのが風力発電です。日本では北海道や秋田県・茨城県・静岡県・鹿児島県などを中心に風力発電所が設けられていますが、まだマイナーな存在です。しかし、再生可能で環境に優しいという大きなメリットを持っていることから、今非常に高い注目を集めています。
大きな風車を風の力で回して発電する風力発電は、風の運動エネルギーの約4割を電気エネルギーに変換することができ、そして大型化すればするほどコストパフォーマンスに優れるという発電方法です。
風車は風が吹いてくる方向に向きを変えることができるため、常に風の力を受けることができるほか、一定の条件下においては風速が2倍になると発生するエネルギーは約8倍にもなります。
「風」という極めて環境に優しい力を利用しているため、日本のみならず世界的に注目されています。
売電価格
売電単価 1.0kWh55円~
投資を行う企業の多くは、利潤を得るために自社で発電した電気は全て売却できる全量買取制度を用いて発電所を運営しています。
そういった事情から、個人の方でも遊休地や広い屋上に風力発電へ投資する方が増加中です。
どのくらい発電できる?
例えば「ウインドファーム浜田」に設置される、風力発電機。1基が発電できる発電容量は定格出力で1.67MW。この発電機1基が1年間フル稼働ができれば、年間約1,463万kWhの電力を生み出すことができます。
「ウインドファーム浜田」では、これが29基建設されますので、年間約8500万kWh、一般家庭およそ23,600世帯分の年間使用電力量を生み出します。
風力発電の様子
実際の風力発電の様子を動画でご紹介します。